変化にただ対応していくだけ

みなさま、こんにちは!

前回更新からもう1週間も経ってしまいました。

なんて早いんだ。

2020年があと3ヶ月なんて、信じられません。

最近の私は、遅ればせながら、”進撃の巨人”にドハマりしております。

少し前に、アメトークの「進撃の巨人芸人」を偶然テレビで観て興味を持ったところ、ちょうどネットフリックスでアニメを配信しているのを知りまして、試しに観てみたところ、もう激ハマり!

進撃の巨人が大ブームの当時、私はベトナムに住んでいたのですが、その頃、沢山の若いベトナム人の子たちに「進撃の巨人って超面白いよね!」とめっちゃ言われたことを思い出します。

当時の私は当然観たことも無ければ、一切の興味もなかったので「何がそんなに面白いんだろう。全然面白そうじゃないのに。」と思っていました。

そんな当時の私を殴ってやりたいですね。

色々な意味で、雷が落ちたみたいな衝撃を受けました。

いやー、ほんとすごい。

おそるべし諌山先生。

https://shingeki.tv/final/


最近は、取り立ててご紹介するような特筆すべきご依頼を承っていないので、今日は千葉の口癖をご紹介しようかと思います。

iPhone修理・Apple製品買取・中古製品販売・修理研修等、当社のすべてのサービスを管理・統括している当社顧問兼私の師匠の千葉は、この業界のキャリアとしては8年以上になります。

千葉は2012年からこの業界に入ったのですが、2012年はiPhone5が最新機種だった頃。

私は2017年からなので、まだ4年目。

実に、倍以上キャリアが違います。

今は街中に腐るほどiPhone修理店がありますが、2012年当時はまだほとんど無かったそうです。

素人だった当時、技術は簡単には習ったそうなんですが、本当の初歩の初歩しか教えてもらえなかった上、同業もほとんどおらず、勿論ネットに情報が載っているわけではないので、すべてを自分で解決するしかなかったそうです。

そんな状況なので、日々様々な問題が起きますし、しかも、その度にすべて自分で答えを見つけていかなければならないため、もう毎日、胃をキリキリさせながら過ごしていたそうです。

私も開業当時は様々な問題が起きておりましたが、ほぼすべて千葉が解決してくれました。(笑)

非常にラッキーだったと思います。



千葉が開業した当時は、先駆者的立場だったので、問題には明確な答えがありませんでした。

しかも、みなさんもご存知の通り、iPhone5の頃は、今よりももっともっと、新機種が革新的でした。

iPhone5→iPhone5S→iPhone6→iPhone6Sというように。

新機種発売の度に、自分で研究しなければいけませんし、問題が起きても答えはないので、すべて自分で解決していかなければいけません。

また、当時はパーツの品質が本当に酷く、トラブルやクレームも多かったそうで、本当に苦労したそうです。

それに比べれば、今はもう天国のような状況だと思いますね。

私が品質にはものすごくうるさいので、当社は品質へのクレームは皆無に等しいですし、トラブルになりそうな芽は先に摘んでしまうので、うちはほんっとーに平和。


こんな人知れぬ苦労をしてきた千葉が、よく言うことがあります。

それが今日のタイトルにもした「ただ変化に対応していくだけですよ。」という一言。

この業界の変化のスピードは非常に速いです。

メーカーが革新的な会社ですので、そのメーカーのスピードに追いていかなければいけません。

マイナーチェンジなんて日常茶飯事です。

また、新機種発売の際にiOSの数字が1つ上がると、システムが大きく変わります。

そして、今までと同じように修理していても、ある日突然、とんでもない問題が起きたりもします。


それに、修理パーツの品質がコロッコロ変わります。

同じ会社から同じ商品を買っていても「この間までめっちゃよかったのに、どうしたこれ?」というくらい、急に悪くなったりします。

で、返品しても、また同じような品質のものが平気で来たりします。笑

こんな感じで、私たちの仕事は、毎日同じように見えても、日々変化しています。

私たちが疑問に思うようなことは、今や日本語のネット上には答えは載っていませんし、国内業者では知らないことも多いので、そういう場合、私は中国やアメリカのサイトから英語で情報を探したり、それでも無い場合は、自分たちで研究して解決していきます。

そうやって、ひとつひとつ柔軟に対応していきます。

究極のことを言うと、この仕事はメーカーの鶴の一声で潰れてしまう可能性も秘めています。

今すぐに、と言うことは無いでしょうが、未来永劫、この仕事が成り立つのかどうかなんて、私にはハッキリ言って分かりません。

でも、今は商売としてしっかりと成り立ち、人の役に立っている実感もありますので、続けられるうちは一生懸命やっていくつもりです。


新型コロナという未曾有のパンデミックが発生し、昨日当たり前だったことが、今日には当たり前ではなくなる社会になりました。

新しい社会への適応が求められています。

ただ、私は、コロナ以前から常に「明日どうなるか分からない」という危機感をもって生きていました。

ですので、こういう事態でも、それなりにやっています。

変化していくことは悪いことではないと思います。

もちろん、過去の成功体験を簡単に捨てるのは怖いです。

それに、今までやってきたのに、急に「要らない」と言われることは辛いことでもあります。

でも、それで食えないなら、あっさり捨てるしかありません。

そういう意味でいうと、千葉の適当能力は半端じゃないです。

慣れもあるかもしれませんが、変化について、絶対に嘆かないし、文句も言いません。

実際に聞いたわけではないので、憶測ですが、”適応していくしかないよね”と、腹を括っているのかもしれません。


商売にも人生にも正解はありません。

どれも正解な気もするし、どれも間違いな気もします。

どんな道でもそれなりに苦しいし、それなりに楽しいとも思います。

でも、ひとつ言えることは、どんな道であれ「その時時に精一杯やっていくしかない」と、私は思っています。

頑張ることを美化しているわけではありませんよ。

そうではなく、その都度、その環境での”ベスト”を必死に考えて、実行を繰り返していけば、良くも悪くも、何か道が開けていくような気がします。

人間は変化を嫌いますし、変化は面倒だとも思います。

変化なくそれなりに過ごせるのであれば、それが1番楽ですからね。

私も何か新しいことを始めるときは、面倒な気持ちとの闘いです。

最初に開業する時、東京に店を出す時、法人を作る時、どれもこれも面倒だという気持ちの方が強かったです。

でも、それがベストだと思えば、そうしていくしかないという、諦めの元、生きています。笑

私は何か挑戦したり新しいことを始めるとき、希望に満ち溢れているというよりは、どちらかというと「仕方ないな」という消極的な気持ちでやっています。笑

その時に考えて考えて、挑戦することがベストだという結果が出たからそうしているだけで、希望的観測でしているわけではないからです。

まぁ希望も少しはあるかな。笑

でも希望よりは、圧倒的に「やらなくちゃ」という義務感ですね。

私は、経営する者として大切なことは「ポジティブさ」でも「ネガティブさ」でもないと思っています。

むしろ、ポジティブすぎるやつもネガティブすぎるやつも、アホだと思う。

もっとも大切なことは「現状を冷静に分析し、利益を最大化していく力」だと思っています。

だから、適応力と柔軟性が必要だと思うんです。

別に、未来への希望も、過去の栄光も要らない。

”いまどう対応していくか?”

それを自分なりにやっていけば、自ずと何かしら結果のようなものが出てくるのではないかと思います。

最後に、私の座右の銘であるダーウィンの有名な言葉で締めようと思います。

最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一、生き残るのは変化できる者である。