確定申告の時期がやってきた!
個人事業主の一大イベント・確定申告の時期がやってきました!
私は昨年から個人事業主なので、去年、初めて白色申告を経験しました。
昨年は恥ずかしながら確定申告のことを何も知らず、期限1週間前に慌てて資料を集め作成しました。
ただ、昨年は通販事業を個人で細々とやっていただけだったので、そんなに大変でもなく文字通り「こなす」という感じでしたが、今年からは青色申告になるので、年始から複式で記帳ししっかりと決算書を作成しました。
昨年は数字も小さくこなすだけでしたが、今年からは決算書の数字を分析したいので、確定申告をやりながら簿記の勉強もしています。
私は3年以上、父の会社の経理をやっているので会計については大まかなことはわかるのですが、今後経営者として生きていく以上、貸借対照表と損益計算書、キャッシュフロー表は読めなければ話にならないので、ちょうど決算もあるしこのタイミングで勉強し直しながら資料つくりもしています。
むかーし、経理を任された頃に買った本を引っ張りだして読み直して見たりしています。
自分が実際に経営した結果が現れた決算書を見ながらだと、以前読んだ時にピンとこなかったこともストンを落ちて納得しますね。
以前何かのインタビューでユニクロの柳井社長が「小さくてもいいから仕入れから販売まですべてひとりでこなすことが大切だ。」とおっしゃっていましたが、なるほど、と感じました。
すべて自分で行うと「数字」に対して実感が湧いて強くなるんですね。
私は昔からあまり数学が得意ではなかったので、簿記や会計と言う分野も倦厭しがちではあったのですが、数学と思わずに「数字のゲーム」だと思うと面白いです。
堅苦しく「勉強しなきゃ!」と思うと辛いのですが、お金の話は大好きなので自分の店の利益のためだと思うと楽しいです(笑)
さて、最近読んだある本の中でダイソーの創業者である矢野社長の言葉が紹介されていたのですが、それが深く心に刺さりました。
恵まれた不幸せ、恵まれない幸せ
商売て往々にしてこういうことってあるよな、と思うんです。
例えば、うちでいうと、この2月に入ってから、冬はiPhone修理業者にとって閑散期といえど、ありえないくらいお客様がいらっしゃらなくて全く売り上げが上がらない状態でした。
私は基本的には特にいちいちめげたりはしないですが、さすがにあまりにも売り上げが上がらなくてどうしようもなく不安になってしまう日がありました。
私のいま思いつくすべての施策を実行しそれでもお客様が来ない場合は、もうどうしようもありません。
決してサボっていたわけではないので、他にこれ以上できることもないという状況でした。
そんな時に「暇だからこそ出来ることはないかな?」と探してみたところ、ちょうど確定申告の時期と重なり「よし!会計の勉強をしよう!」と思い立ったんです。
何かやっていないと不安になってしまうので、頭を使うことを始めてみました。
そうこうしているうちにお客様が少しずついらしてくれたり、お金にはあまりならなそうですが次に繋がりそうな仕事の話が来たりなど、ここ1〜2日小さいながらも新たな展開を見せ始めています。
私には、なんかこう、言いようのない不確かな根拠のない自信みたいなものがあります。
お客様が来ないことは確かに不幸せですが、その不幸せによって簿記の勉強をして将来数字に強くなるための基礎を作る時間を作れたり、改めて店について考えたり、また、お客様が来てくださることの有難さについて身を以て実感したりなど、経営者にとっては「幸せ」となる経験をさせてもらっている時期なのかな、と強がりではなく心からそう思っています。
経営というのは、ゴールのないマラソンのようなもので、しかも正解もありません。
いつ何時大きく成長できるかも分からなければ、一生このままの可能性もあるどころか今はまだ閉店と隣り合わせの日々です。
経営ほど、ここまで「何でも考え方次第」な仕事ってないですね。
経験するすべてのことが使い方によっては仕事に活きてくるし、逆にただ生きていると本当にただ時間だけが経ってしまいます。
苦しさや悲しさもすべて自分の力に変えていきたいと思う次第です。
ただ、こんな熱いことを言っていますが、私の座右の銘は「人生暇つぶし」なんです。
いろっいろ目標はありますが、最終的には究極をいうと「寿命まで死ななければいい」というある意味諦めたところがあるので、私は幸せの沸点がめっちゃ低いんですね。
だから人よりも幸せを感じやすい体質であるとは思うので、そこは結構恵まれていると思います。
これも子供の頃に苦労した経験がそうさせているので”恵まれた不幸せ、恵まれない幸せ”ですね!
とりあえず今の私はこの幸せを守るべく、必死にこの店を経営していこうと思います。
話が逸れましたが、今年の確定申告、個人事業主の皆様、一緒に頑張りましょう♪