親友のリンが台風で被災しました

今朝、私の親友のリンから、写真とともにメッセージが送られてきました。


先日、大型台風「トクスリ」がベトナム中部を直撃し、死者を出すほどの甚大な被害をもたらしています。
私の親友・リンの実家のあるフエもすさまじい被害が出ており、彼女の家は一階は完全に浸水し、現在彼女の家族は2階に避難しているそうです。

恥ずかしながら、私は家にテレビがなくニュースは一切見ないので、トクスリのことは全く知らずに、今日リンからメッセージをもらって初めて知りました。
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とりあえずいまのところ、リンとリンの家族は無事だということが確認できましたが、本当に本当に心配です。
私は自分の故郷はベトナムだと思っているくらいベトナムには思い入れが強いので、本当に他人事とは全く思えません。
しかも、この動画の場所は、私もよく通っていた場所だったので、本当に自分のことのように感じています。

「リンとリンの家族のために私に何かできることはないか?」と聞いてみましたが、冷静になって考えると、1日も早い復興を祈るくらいしか、いまはできることがなさそうです。

下手に物資を送っても、ベトナムの中部のインフラじゃ恐らくすぐには届かないだろうし、関税などがかかってむしろ迷惑になってしまう可能性もある。

私は本当になんて無力なのかと心底悲しいです。

普段お金にあまり興味のない私ですが、こういう時にソフトバンクの孫さんやユニクロの柳井さんみたいに、10億でもポンっと寄付できるような力が自分にあればと思います。

私が以前、フエに1週間ほど滞在していた時に毎日宿まで迎えに来てくれて、毎日ご飯を作ってくれて、めちゃくちゃお世話になった恩人であり親友であり、家族みたいな人の一大事に何もしてあげられない自分の無力さを呪います。

1日でも早い回復を祈りつつ、彼女と彼女の家族のために、もし私に何かできることがあれば、積極的に支援していきたいと思います。

今こそあの時の恩を返す時だと感じています。

思えば、東南アジアを旅していた数年前はおそらく今よりももっと道路の水はけが悪く、旅中どこの国でもしょっちゅう水系のトラブルが発生していました。

東南アジアの雨季は、毎日スコールが降ることがお決まりなのですが、このスコールがたまに少し大きいものが来ることがあって、そうすると道の水はけが悪いので、すぐに道路が水浸しになってしまいます。

マレーシアのクアラルンプールに着いた初日の夕方に、とんでもないスコールが降ってしまい、168cmの私の腰のあたりまで道路に水が溢れてしまい、危うく転んで溺れそうになったことがあります。

その時は泊まる予定だったゲストハウスの1階は完全に水に浸かり、全員が2階から上に避難しました。

この経験から、私は東南アジアの旅の宿は出来るだけ2階以上に取ろうと決めました。
皆様も東南アジア旅行の宿は、なるべく2階以上を取ることをオススメ致します。

他にも同じくマレーシアのランカウイ島ではスコールの後停電になり、一晩ろうそくで過ごし(真夏だったので暑くて死にそうになりました)、カンボジアのシェムリアップの宿のトイレはしょっちゅう流れなくなり使えなくなったり、ベトナムでも停電や道路が水浸しというのは全然ありました。
インフラがまだ脆弱なので、自然災害にはとことん弱いんですよね。

今日はちょっとショックが大きすぎる&心配すぎて呆然としておりますが、店は変わらず開けておりますので宜しくお願い致します。