【港区から】【iPhoneSE2】非正規店で画面交換したら、バッテリーのもちが悪くなった

みなさん、こんにちは☆

まだまだ寒いですね〜。

先日ネット記事でアルピニストの野口さんが「寒い時には生姜!」とおっしゃっていたので、はちみつ生姜を作ってみました★

毎朝、紅茶に入れて飲んでいます!

1年前までほとんど料理をしなかった私が蜂蜜生姜を自分で作るなんて、私自身がビックリです。

まぁ薄切りにした生姜に蜂蜜を入れて数日置くだけで完成するんで、めちゃくちゃ簡単なんですけどね。

外仕事の人や冷えが改善されない人はお試しあれ〜!


では、本日のご修理事例に参りましょう。

本日は、東京都港区から郵送でご依頼いただきました!

お客様、ありがとうございました^^

最初に、以下のご相談をいただきました。

2ヶ月ほど前にiPhoneSE2のガラス交換を非正規店で行ったところ、画面が非常に暗くなったとともに、以前よりもかなりの速さでバッテリーを消耗するようになりました。

そこで原因をネットで探したところ、こちらのホームページに辿り着きました。

ただ、その時は修理料金がかかってしまったので、しばらく騙し騙し使っていたのですが、先日また落として画面を割ってしまい、さらに一部タッチができなくなってしまいました。

せっかくなので今度はきちんと直したいのですが、画面交換をお願いすることは可能でしょうか?

また、そちらで画面交換してバッテリーの駆動時間は改善しますでしょうか?

質問の答えは後ほど書くとして、まずは今回の端末をお見せします。



互換パネルが取り付けてあったのですが、確かにかなり暗いですね。



オリジナルパネルと比べると、こんな感じです。

どちらも最大の明るさに設定しています。

【左:お客様の端末、右:弊社の端末(修理歴なし)】


画面交換後の写真を撮るのを忘れてしまったのですが、画面の明るさ・操作感については、弊社の画面交換で元の水準まで戻りました。

ついでにTrueToneも復旧させておきました。

問題は、バッテリーですね。

iPhoneSE第1世代ではよくご相談いただいていた事象ですが、第2世代でもついに来たかという印象です。

このところ、今回のお客様だけではなく、他からも「iPhonSE2を非正規店で画面交換したら、バッテリーのもちが悪くなったのですが、画面交換で良くなりますか?」というお問い合わせをいただいております。

結論から言うと、「改善はすると思いますが、断言はできない」というのが弊社の答えです。

というのも、バッテリーの消耗具合というのは、弊社で修理する際に確かめることが不可能だからです。

バッテリーは、完全な新品でなければ大なり小なり劣化しているものなので、画面交換後に弊社で「画面交換前に戻ったかどうか」を確認する術がありません。

「改善したかどうか?」を確認するためには、最終的には画面交換後に、しばらく使っていただくしか確認する方法がないです。

もし画面交換後に「思ったより改善しません」とおっしゃられても、私たちにはどうすることもできないので、もしご不安でしたら、最初からAppleで見てもらうことをおすすめしています。


上記の記事内でも言及しておりますが、「非正規店で画面交換したら、バッテリーのもちが悪くなった」理由は、私の経験上主に2つあります。

1つは「互換パネルが暗いため、画面交換前より画面の明るさを上げて使っているため、バッテリーの減りが早くなる」こと。

パネルにもよるのですが、互換パネルは純正のものと比べると、輝度が低くて不鮮明なものが多いので、画面交換後は明るさをあげて使う傾向にあります。

そうすると、今までと明るさは同じなのに、内部的には輝度を上げている状態なので、結果的にバッテリーの消耗が激しくなります。

Appleのホームページにも「バッテリーの駆動時間を改善したいなら、明るさを落とせ」と書いていますよね。

https://www.apple.com/jp/batteries/maximizing-performance/

互換パネルを取り付けた場合は、多くの人はこれと真逆のことを行っていますので、そりゃ今までよりバッテリーのもちが悪くなって当然です。


2つ目は「画面とコネクタの相性が悪いのか、基盤が妙に発熱している」こと。

全部が全部ではないのですが、互換パネルを取り付けると基盤が発熱する端末がありまして、この場合、ものすごい消耗します。

今回のお客様の場合は、まさに2つ目に該当していて、コネクタ部分が明らかに発熱しており、異常に消耗していました。

今回弊社での画面交換後、発熱自体は消えました。

ただ、バッテリー交換を行ったわけではないので、発熱が消えたからといって駆動時間が完全に元に戻ったかどうかは分かりません。

そのため、お客様にはしばらく様子を見ていただくようにお伝えしてご返送となりました。


ちなみに、あくまでも私の体感なんですが、こういうことが起きる端末というのは、往々にしてバッテリー自体が劣化していることが多いです。

輝度をあげて使おうがコネクタが発熱してようが、バッテリーが新品だったら、おそらくユーザーが気付くほどバッテリーの減りが早いということはないと思います。

元々バッテリーが劣化気味で、それなりの状態で使っていたものだから、さらにバッテリーの減りが早くなることで、ユーザー自身が「画面交換したら、早くなった」と感じるのだと思います。

iPhoneSE1で「非正規店で画面交換したら、バッテリーのもちが悪くなった」という相談をよく受けていたのですが、バッテリーの状態が新品に近い端末って見たことがありません。

大体どの端末も、それなりに劣化している印象がありました。

最近、この相談が増えてきたのは、iPhoneSE2のバッテリーが全体的に劣化してきているからではないかと思います。

iPhoneSE2も発売から2年くらいになるので、劣化している端末も増えてきています。

また、冬になると総じてバッテリー交換の依頼が増えるのですが、これは「寒い場所だとリチウム電池の動きが悪くなるから、ユーザーが劣化を感じやすい」というのが理由です。

これも、最近iPhoneSE2で「非正規店で画面交換したら、バッテリーのもちが悪くなった」という相談が増えている理由の1つではないかと考えています。

バッテリーの劣化+冬ですね。

いずれにしても、弊社としては、「バッテリーの駆動時間改善については、画面交換して様子を見てください」というのが答えです。

もし同様のことで悩んでいる方がいましたら、参考にしていただければ幸いです。


本日は、iPhoneSE第2世代の互換パネル故障→画面交換で、修理料金は14,990円(税込)、TrueToneの修復は無料でした!

お客様、遠方のところご利用ありがとうございました^^